「シャンパン飲んだことある?」なんて、知り合いに聞くと、大抵の人が一度は飲んだことがあると答えます。

でも、どこのメゾンのシャンパンか問いつめて行くと、そもそもシャンパンではなくスパークリグワインを飲んだことがある、という答えに辿り着くんですよね。
実は、シャンパンとスパークリグワインは違うんですよ。ここで説明していきましょう!

シャンパンとスパークリングワインの違い

まずは根本的にシャンパンとスパークリグワインは何が違うのか、そこをチェックしていきましょう。

シャンパン=フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワイン

そもそもシャンパンというワインは、フランス北部のシャンパーニュ地方で造られているスパークリグワインのことを指します。
フランスをはじめ、EU諸国には原産地呼称の法律が存在していて、特定の産地で造られたワインがその土地名を名乗れるような法律が存在しています。

本来、シャンパンは正式には、「AOCシャンパーニュ」と名乗るのですが、この言葉をほかの産地が使ってしまうと訴えられます。とにかく、シャンパーニュ地方で法律を守りながら造られたスパークリグワインが、シャンパンということなのです。

スパークリングワインは泡の出るワインの総称

冒頭でお伝えしたように、泡が発生するスパークリグワイン=シャンパンだと思ってしまう人がいるようですが、前述したシャンパーニュでは無い場合、スパークリングワインと呼ばれます。
もちろん、ほかにもさまざまな呼ばれがあるスパークリングワインがあるのですが、基本的にスパークリングワインは発泡性ワインの総称となります。

つまり、南アフリカ・アメリカ・スペインなど、こういったところで造られている発泡性のワインはスパークリングワインですし、シャンパンもカテゴリ的にはスパークリングワインです。

とにかく、シャンパンとかそういったことに詳しくないという方であれば「スパークリングワイン」と言っておけば間違いはないでしょう。

シャンパンの泡の秘密「瓶内二次発酵」とは?

シャンパンは、泡がきめ細かく、繊細に立ち上って行くあの姿がたまりません。実は、あの泡の秘密は瓶内二次発酵という特殊な製法が関係しています。

何となく、スパークリングワインというのは、ワインに炭酸ガスを吹き込んでいるだけ…と思っている人がいますが、とんでもない話です!
確かにそういったものもありますが、シャンパンをつくるのは本当に大変なんですよ!!

まず白ワインを造り、その後ヴィンテージ等の関係でブレンドされたりされなかったり、樽熟成が行われます。
その後、種類によって15ヶ月~3年という長い期間熟成され、いろいろな工程を経て出荷されます。これが瓶内二次発酵と言うのですが、この技法だからこそ、あの繊細な泡が生み出されます。これだけの手がかかっているのです。

シャンパン以外の代表的なスパークリングワイン

さて、シャンパン以外にも瓶内二次発酵で造られているスパークリングワインがあります。それらを紹介していきましょう!

フランチャコルタ

イタリア、ロンバルディア州のスパークリングワインの名産地、フランチャコルタ。
土着品種が多く栽培されているイタリアながら、シャルドネやピノノワールなどを使った、瓶内二次発酵のスパークリングワインが造られています。品質が高いながらも、安価であり大人気なのです。


引用:https://ameblo.jp/franciacorta87/entry-12355667616.html

カバ

カバは、スペインのペネデスを中心として造られている、瓶内二次発酵のスパークリングワイン。
マカベオ、チャレッロ、パレリャーダという土着品種を中心に、カジュアルながら品質の高いスパークリングワインが造られています。
ちなみに、読みはカヴァではなくカバなんですよ。


引用:https://www.ma-am.jp/shop/shop.cgi?id=1049

クレマン

クレマンは、フランスのシャンパーニュ地方以外で造られている瓶内二次発酵のスパークリングワインです。
アルザス、ブルゴーニュ、ロワールなどさまざまな地域で造られているので、チェックしてみてください。安くて、美味しいスパークリングワインですよ。

シャンパンと名乗るための条件

最後に、シャンパンを名乗るための条件をいくつか紹介していきましょう。

まず、シャンパーニュ地方の認められた産地で栽培されたブドウ品種を利用します。
基本はシャンパン、ピノノワール、ムニエですがほかにも数種あります。そして、定められた範囲の醸造所で一次発酵、樽熟成、瓶熟成、打栓されて出荷されたものがシャンパンとして認められます。

ただし、白ワイン用に使うワインは果汁2,050リットルの「キュヴェ」、二番搾りの500リットルを「タイユ」以外は使ってはいけないなど、細かく厳しい規定が定められています。熟成期間の長さだけでなく、この大変さによって高額に設定されているといっても過言ではないのです。